路地裏

ふぃくしょん

あめオフ優勝構築 陰陽スタンダード

今回は第6回あめオフに参加した。

結果としては1次予選6-2でブロック1位。

決勝トーナメント4-0で優勝する事が出来た。

 

今回の構築は現環境トップクラスの力を持つウルガモスを主軸とし、周りを汎用性の高いポケモンで固めたスタンダード構築となっている。

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基本軸としてガルーラクレセリアウルガモスを用意し、補完を固めていく内に自然とサイクル選出、対面選出のできる構築となった。

 

以下、個体の解説とする。

 

f:id:StrayCatssss:20161019132830p:plain ガルーラ

持ち物:ガルーラナイト 

特性:肝っ玉→親子愛

性格:陽気

実数値(努力値):181(4)-147(252)-100-×-100-156(252)

→181-177-120-×-120-167

技構成:猫騙し 捨て身タックル 冷凍パンチ 地震

 

後述のウルガモスボルトロスで受けを崩し、このポケモンを通すという単純な動きが強い。何よりガルーラミラーのアドバンテージが一番取りやすく、最速100属以下のポケモンを上から潰せる陽気最速ガルーラを採用した。相手の鉢巻ガブリアスカイリューを処理する為に冷凍パンチは必須である。不意打ちと選択であるが、岩、鋼に強く出れる地震を最後に採用とした。

 

f:id:StrayCatssss:20161019133720p:plainクレセリア

持ち物:ゴツゴツメット

特性:浮遊

性格:図太い

実数値(努力値):227(252)-×-189(252)-95-151(4)-105

技構成:電磁波 サイコキネシス スキルスワップ 月の光

 

ガルーラ+クレセリアの並びは周知の強さを持っており、ウルガモスの引き先、展開補助として強力な駒である。電磁波の採用理由はこちら側は崩しとしてウルガモスボルトロスを用意している為に毒々ではなく交代際のポケモンに刺すことができ、ウルガモスのサポートを可能とする為。スキルスワップは後述のゲンガーと合わせることでボーマンダ等のスキン無力化、剣舞ファイアローの上を取るなどの動きといった柔軟な動きを可能とする為に採用とした。

 

f:id:StrayCatssss:20161019135309p:plain ウルガモス

持ち物:拘り眼鏡

特性:虫の知らせ

性格:控えめ

実数値(努力値):179(148)-×-117(252)-182(84)-126(4)-123(20)

技構成:炎の舞 虫のさざめき サイコキネシス オーバーヒート

・耐久調整

A177メガガルーラの捨て身タックル乱数1発(6.3%)

A182ガブリアスの岩石封じ確定耐え

A233メガバシャーモフレアドライブ確定耐え

・火力調整

159-116メガゲンガーサイコキネシスで確定

183-106ガブリアスを知らせさざめきで確定

 

構築の軸であり現環境最上級の崩しである。

元々はガブリアスの岩石封じ最高乱数切り耐えまで振っているウルガモスを更に耐久に特化した。火力に関しては拘り眼鏡、炎の舞の恩恵を受けることを前提とし、ある程度のメガゲンガーを確定に取れるまで落としたがあまり不足したという点は無かった。この調整は対面選出する際に機能しやすく、多くの攻撃を一度耐えて返しに処理することが可能となった。基本的にはクレセリア等の受けに出すことで相手の裏に負担をかけていく。また、このポケモンの存在によって受けの選出を許さずにガルーラが自然と刺さった印象がある。

 

f:id:StrayCatssss:20161019151929p:plain ボルトロス

持ち物:食べ残し

特性:悪戯心

性格:図太い

実数値(努力値):179(196)-×-134(252)-146(4)-101(4)-138(52)

技構成:毒々 身代わり 守る 10万ボルト

 

主にファイアローマリルリといったウルガモスに強く出れるポケモンが相手の構築に存在した際に崩し、ストッパーとして選出することができる、二枚目の崩しとして採用した。また、ウルガモスで1体処理した際の後発瞑想スイクンにも素眠りに追い込むことでガルーラ、キノガッサで処理するルートを組むことが出来る。クレッフィにも困らない点でストレスが溜まらなく精神衛生上にも良い。

 

f:id:StrayCatssss:20161019153314p:plain ゲンガー

持ち物:ゲンガナイト

特性:浮遊→影踏み

性格:臆病

実数値(努力値)159(188)-×-81(4)-151(4)-103(60)-178(252)

→159-×-101-191-123-200

技構成:シャドーボール 身代わり 滅びの歌 道連れ

 

主に確率構築、バトン構築、クレセドラン、受けループに出していく。確率、バトンには相手の展開を阻害する役目のみで勝てるので非メガで選出し、ガルゲンで制圧するルートを頭の中で組み立てておく。クレセドランにはゲンボルトガッサの選出をすることでニンフィア入以外には有利に立ち回ることが可能である。基本的にはこちらの動きを通す為に1:1を取っていく。選出は10%を切っており、採用理由としても確率等への回答であるのでこの枠は変更の余地あり。

 

f:id:StrayCatssss:20161019154201p:plainキノガッサ

持ち物:気合いの襷

特性:テクニシャン

性格:陽気

実数値(努力値):135-182(252)-101(4)-×-80-134(252)

技構成:キノコの胞子 岩石封じ 種マシンガン マッハパンチ

 

主に相手の積みポケモンへのストッパーとして採用。また、ガルーラ、ウルガモスで場を荒らした後のキノガッサでの詰めや、その逆を行うことが出来る。今回の構築の対面選出の肝である。陽気最速にした理由としては相手のABグロウパンチガルーラの処理や、Sラインが上がっているクレセドランにも後手に回らずに上から圧をかけることが出来る為である。現環境のキノガッサは意地っ張りは動き辛いと考えている。

 

まとめ

懸念として残っているのが相手のウルガモスに先に展開された際とステルスロックによる展開+メガバシャーモである。前者は立ち回り、選出を意識することで処理することが可能であるが、後者にはクレセリアの選出をしない限り不利な立ち回りを強いられるであろう。その点をケアすることを考えていきたい。

 

最後に

原案とさせていただいた構築の軸の強さから私が少々弄っても差し支えない強さを引き出してくれた。ここまでの構築を組み上げる迄の能力を私はまだ持っていない。6世代の自身の成績は鼻で笑えるようなものであるが来たる7世代では先人達に追いつけるようなプレイヤーになる取り組みを行っていきたい。憧れのみで終わってしまうようなものではない。